読株リーマンの覚書き

読書と株が大好きなサラリーマンのブログ

読書評:『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』

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 『概要』

  個人投資家Cisさんの本。

  筆者は2000年に300万円の元手から株式投資をはじめ、

  資産230億(2018/11時点)を築いた人物。

  筆者の投資をする上での考え方や投資を通して学んだことが

  書かれた本です。

 

『印象に残ったフレーズ』

  ・他人に投資方法を講義したくらいではダメ。

   お金が絡む売買にはその人の本能が出るからである。

  ・勝ちたい気持ちより、損するのが怖いという心理を制御しなくては

   相場で勝つのは難しい。

  ・サラリーマンの働けば必ず毎月プラスになるというのは精神的に良い。

 

『感想』

 筆者は基本デイトレーダであり、Twitter情報や株の板情報から迅速に株の売買を行うタイプです。

 サラリーマンの自分にはマネできないし、マネしようとも正直思えないです。

 この本は先にも書いた通り、投資のテクニックというよりも筆者の投資哲学が書かれた本の為、デイトレーダで成功した人の考え方が知りたい人にはお勧めできます。

 逆に株式投資のテクニック(ファンダメンタルズやチャートの見方等)を学びたい人にはあまりお勧めできません。

 この本を読んで感じたこととして、株に関わらずお金が絡むギャンブルでは頭も重要ですが、何より損をしたくないという本能を抑え、冷静に行動することが重要であると再認識出来ました。

 筆者ほど投資で成功した人物でも、サラリーマンの毎月必ず給料が入ってくるという精神的な安定さが良い、というくらいですから専業投資家のメンタルが如何に厳しいものであるかわかります。

 

 というわけで、少しでも気になった人は本屋さんで手に取り、面白そうであれば購入してみても良いと思います。